「ウィッグの絡まり問題」にはとにかくブラッシング!
ウィッグを使っていると必ずと言っていいほど出てくるのが「絡まり」の問題。
特にロングのウィッグは絡まりやすく、地毛が絡まった時と同じ方法では絡まりは取れません。
ウィッグが絡まった場合の対処法と絡まりの防止法に共通しているのは、「正しいブラッシングをする」ということ。
絡まったウィッグをきれいにする対処法と、絡まりの防止法をご紹介します。
ブラッシングで絡まりをとる3つの手順
ウィッグの絡まりはブラッシングだけでもかなり解消されます。ポイントはとにかく焦らず丁寧にブラッシングすること。
特に外出先などで絡まりを発見すると慌ててしまいがちですが、そんな時こそ落ち着いてゆっくりブラッシングしてみましょう。
また、ウィッグをとかす時にプラスチック製のコームを使用すると静電気が発生しやすい為、とかす部分が金属でできているウィッグ専用のコームブラシがおすすめです。
- まず、髪を縦に4分割してクリップでとめておく。ヘアサロンで髪をカットする時のようなイメージで…。
- 毛先から頭頂部までの髪を3分割するイメージで、毛先の方から少しずつといていく。絶対に毛先からとくようにする。
- 絡みがひどい部分には、コームの尖った方を髪に対して垂直に刺し、毛先の方にひく。絡みが緩んだら再び毛先の方からとく。
この手順だけでも絡みはかなり解消されると思いますが、それでも絡まりがとれない場合は、絡まりのひどい部分にトリートメント剤をつけてからブラッシングすると良いでしょう。
また、絡まりが取れても全体がボサボサとした感じになってしまっている場合は、ストレートアイロンをあてると綺麗になりますよ。
シリコンスプレーで絡まりをとる!
ウィッグ専用のシリコンスプレーも販売されていますが、ホームセンターなどで販売されている工業用のスプレーでも問題ありません。
使い方は簡単で、ブラシにシリコンスプレーをかけ、シリコンスプレーのかかったブラシでウイッグをとかすだけです。絡まりもとれてツヤも出ます。
ただし、シリコンスプレーを使用する時は新聞紙などを敷いた上で使用しないと床が滑りやすくなるので注意が必要です。
また、スプレーをしすぎるとツヤが出過ぎて不自然な髪になってしまいます。少しずつウィッグの状態をみながら使用するようにしましょう。
柔軟剤でウィッグがサラサラに!?
通常洋服を洗濯する時に使う柔軟剤ですが、実はウィッグをサラサラにするのにも使えます。
使い方は簡単ですが、柔軟剤の成分表示に「繊維潤滑剤」または「シリコーン」と書かれているものを使用するようにしましょう。
これらの成分が入っていないと、柔軟剤を使用してもウィッグはサラサラになりません。
- バケツなど、ウィッグが余裕で入る容器にたっぷりの水を入れ、そこにウィッグ1つに対してキャップ半分〜1杯程度の柔軟剤を入れる。
- ウィッグ全体に液が浸るように、毛先の方からウィッグを入れ軽く押す。
- 全体に液が行き渡ったら、1〜2時間程度放置する。
- 軽く水ですすぎ、しっかりタオルドライをしてから自然乾燥させて完了!
柔軟剤でお手入れすることでウィッグがサラサラになり、絡まりにくくなるのでウィッグ自体が長持ちしますよ。
オイルスプレーで乾燥を防ぐ
ウィッグは静電気が発生することで絡まりやすくなります。これはウィッグが乾燥して摩擦を起こすことが原因です。
この乾燥を防ぐ為にブラッシング前にオイルスプレーをしておくと、ツルッとした仕上がりになり静電気の発生がおさえられます。
様々な種類のウィッグ専用のオイルスプレーが販売されているので、一本持っておくと便利です。
こまめにブラッシングをしよう
ウィッグの絡まりを防ぐには、やはり日頃からこまめにブラッシングを行うことが一番手軽で有効な方法です。
ウィッグ専用のブラシは持ち歩いてもそれほどかさばるものではありませんから、ウィッグをかぶって外出する際はブラシも一緒に持ち歩き、こまめにブラッシングするようにしましょう。
また、ウィッグを使い終わった後もそのまま放置するのではなく、必ずブラッシングをして保護ネットで包んだり、ウィッグスタンドを使って形が崩れないように保管しましょう。
オシャレを楽しむ為に買ったせっかくのウィッグも、絡まってしまうと見た目も気分も台なしになりますよね。
絡まってしまった場合はここでご紹介した方法でほとんどの絡まりは解消されると思いますが、やはりウィッグを綺麗な状態を保つには日頃のこまめなブラッシングが重要です。
正しいお手入れ方法で楽しいウィッグライフを送りましょう。