「最近、薄毛で悩んでいるけどおしゃれも楽しみたいから、ウィッグを使ってみたい…だけど、なかなか踏み切れない」という方は多いようです。
一番の理由としては、ウィッグを付けて不自然にならないか不安、ということが挙げられます。
どんなに地毛に近い毛髪を使用している高級ウィッグを選んだとしても、ウィッグが浮いてしまっては不自然に見えてしまいますし、顔が大きく見えてしまうデメリットもありますよね。
そこで、ウィッグが浮いてしまう3つの原因とその対策法についてご紹介します。
1. 地毛のまとめ方が悪いとウィッグが浮く!
地毛のまとめ方が悪いとウィッグが浮いてしまいます。特にフルウィッグの使用において多いトラブルですね。ではその対策を見てみましょう。
地毛をまとめる時は分散させて!
地毛をまとめる時は一箇所に集中させるのではなく、分散させましょう。
ロングヘアの場合は首の少し上でまとめた後に、頭の形に沿うように後頭部全体にゆるくまとめていくのがポイントです。
ヘアゴムで止めてしまうとボコッとなってしまうので、手で軽くねじってまとめ、ヘアピンで固定するとやりやすいですよ。
地毛が腰まである方など、非常に長い場合には三つ編みをしてから、その三つ編みを後頭部に添わせ、ヘアピンで固定しましょう。
ヘアネットを正しく使ってウィッグを固定する
ウィッグを装着する上で、ヘアネットは非常に重要な役割を果たします。
また、抗癌剤治療などで脱毛が進んでいる頭皮に使用する、インナーキャップというものもあります。
ヘアネットやインナーキャップをきちんと付けて地毛を押さえ込み、キレイな頭の形を造ることでウィッグの浮きを防ぐことができます。
ヘアネットは伸縮性の高いものを選ぶと締め付け感が少なく、長時間使用しても疲れません。
ヘアネットと地毛をヘアピンなどできちんと固定することも忘れないでくださいね。
毛量が多い時は水泳キャップが活躍
地毛をきちんとまとめてヘアネットを被っても、まだ頭が大きく感じてしまう場合、水泳キャップを使用している方もいます。
水泳キャップは締め付けがかなりきついので、毛量が多くても頭を小さく形成することができます。
ただし、長い時間使用すると頭痛などの副作用が起こることも考えられますし、ヘアキャップと違って通気性も悪いので、使用の際は注意が必要です。
肌色に近いタイプなど、あまり色が奇抜でない水泳キャップを選ぶと良いでしょう。
2. ウィッグのサイズが合っていないため浮いて見える
頭のサイズは人それぞれですから、当然ウィッグにもサイズがあります。
自分に合ったサイズのウィッグを購入したつもりでも、襟足やもみあげのあたり、頭頂部は浮いてしまいがち。
その場合には次のような対策をしてみましょう。
頭のサイズ、地毛の量や長さも考慮してウィッグのサイズを選ぶ
自分の頭のサイズだけでなく、地毛の量や長さも考慮してウィッグのサイズを選びましょう。
アジャスター(サイズの調整機能)が付いているウィッグのほうが安心ですが、アジャスターが付いていても襟足やもみあげ部分などは微調整が必要になることもあります。
市販されているウィッグのサイズがどうしても自分に合わない場合は、ウィッグの専門店やウィッグを扱っているヘアサロンに相談してみると良いでしょう。
3. ウィッグが自分の毛量に合っていないため浮いて見える
地毛の毛量は個々に違うものですから、毛量が少なめの人が毛量の多いウィッグを付ければ、当然浮いて見えてしまいます。
そんな時は、次のような対策をおすすめします。
ウィッグを付けた状態でカットしてもらう
ウィッグの毛量を調節するには、ウィッグを付けた状態でカットしてもらう方法が一番早いでしょう。
ウィッグを取り扱っているヘアサロンなら相談もしやすいですし、ウィッグが浮かない被り方などのアドバイスも受けられるかもしれません。
サイズや毛量にこだわるならやっぱりオーダーメイド!
ウィッグを浮かなくするためには、手間と慣れが必要です。
自分でいくつかの方法を試してみて、やはり浮きが気になるようであれば、購入店やウィッグを扱っているヘアサロンで相談しましょう。
特に後ろ姿は自分では確認しにくいので、第三者のアドバイスを受けるとぐっと自然に見えるようになりますよ。
また、ウィッグのサイズや毛量にこだわるのであれば、やはり市販のものよりセミオーダーメイドやオーダーメイドのものが良いでしょう。
特に男性用のものをウィッグだとバレないようにするためには、もみあげなどを自然に見せ、浮かないようにすることが重要です。
ウィッグの見た目をなるべく自然にするだけでなく、後々このようなお悩みを気軽に相談するためにも、専門店やヘアサロンで購入したほうが安心ですね。