普段から運動をしている人にとって、ウィッグをしたまま運動できるか否かは大問題でしょう。
友達と海に行きたい、マラソン大会に参加したいときなどに、ウィッグをしたままでもスポーツができるのか、不安に思うこともありますよね。
そこで、ウィッグをしたままでもできる運動とできない運動について、詳しく解説していきます。
頭に直接何かが接触する運動はできるだけ避けて!
ウィッグをどんなにきちんと固定していても、直接頭を擦ったりすればずれたり取れたりする可能性が高くなります。
具体的にどんなスポーツが該当するのか見てみましょう。
サッカーはヘディングや相手選手との接触の可能性があるためNG
サッカーは足でボールを蹴るスポーツなのでウィッグをしていても大丈夫だと思われがちです。
しかし、ヘディングや相手選手との接触、転倒などによって頭部を擦ってしまう可能性があるため、ウィッグを付けたままのサッカーはできるだけ避けるべきでしょう。
マット運動は頭部がマットに接触するのでウィッグがずれやすい
マット運動はそれほど激しい運動をしなくても、ウィッグがずれやすい運動と言えます。
強い圧力をかければ、どんなに強く固定されたウィッグも取れてしまう可能性がありますので、頭部に体重のかかる前転などは避けましょう。
ダンスは基本的にOK!ただしブレイクダンスは避けるべき
基本的には、ウィッグを付けたままのダンスは問題なくできるでしょう。
おしゃれ用ウィッグを付けて踊っているダンサーも沢山います。
ポップなダンスでしたら、ファッション感覚でバンダナやサンバイザーなどを使って上から固定すれば、より安心ですね。
ただし、ブレイクダンスなどの床に頭を付けるアクロバティックなダンスは避けた方が良いでしょう。
ブレイクダンスなどをする場合は、ウィッグの代わりにニット帽などを被るとかっこいいと思いますよ。
頭にものが接触しない運動は基本的に問題なし!
頭に直接何かが接触することのない運動であれば、基本的には問題ないと言えますが、中には場合によって注意が必要なものもあります。
ゴルフの際は強風に気を付けて!
ゴルフは基本的にウィッグをしたままでもプレイできるでしょう。
飛んだり跳ねたりするわけでも、大量に汗をかくわけでも、頭をどこかに擦り付けるわけでもありませんからね。
しかもゴルフは帽子を被るので、ウィッグを帽子で上から固定することができます。
ただし、ゴルフ場は山の上にあることも多いので強風などの悪天候には注意しましょう。
山の天気は変わりやすく、急な突風や雷雨も予想されます。
テニスの後はしっかりお手入れをしましょう
サンバイザーなどで上からウィッグを固定することもできますので、テニスもウィッグをしたままで問題ないでしょう。
ただし、天候によっては大量に汗をかくこともあるでしょう。
ウィッグは汗を吸うと劣化したり臭ってきたりしますので、ウィッグのお手入れはきちんとしましょう。
マラソンもOK!ただしお手入れは忘れずに
ウィッグをしたままのマラソンも意外と問題はありません。サンバイザーや帽子で上から固定できる点も良いですね。
ただし、フルマラソンなど長時間走る時にウィッグを付けていると、蒸れや傷みに繋がります。
帽子を被ることのできる競技ですので、可能であればウィッグの代わりに帽子を使いたいですね。
ウィッグを使用する場合は、競技終了後に必ずお手入れをしましょう。
ウィッグの使用中に汗をかいたら、髪を洗うのと同じようにきちんとお手入れをしなければなりません。
ウィッグの性能次第では水泳も可能!ただしアフターケアは忘れずに
ウィッグの種類や固定方法によっては、付けたままシャンプーできるものまであります。
多くの場合、こういったタイプはメーカーでも「温泉、海、プールで使用できる」と謳っています。
ただし、ウィッグはプールの塩素や海水で傷むことがありますので、アフターケアは万全にしましょう。
海水浴や水泳を頻繁に繰り返すと、ウィッグの寿命は通常よりも短くなります。高級なウィッグだからこそ、できれば外して泳ぎたいですね。
中にはウィッグをしたまま寝られるものも?
中には、なるべく普段の生活に支障がないように、ウィッグをしたまま寝られる高性能なものも存在します。
子ども向けの医療用ウィッグなどに特に多いようですが、成人向けのものでもこういった性能のものがあります。
やっぱりお手入れが大切!
ウィッグを付けたままの運動では、運動後に汗や塩素、海水をなるべく早く落とすことが重要です。
また、通気性の良いものや運動に適した固定方法のものを選ぶと良いでしょう。
ウィッグのことを心配せずに運動をして、健康的な毎日を送りたいものですね。